空を見て、泣いたことがあるだろうか。
大我くんの歌を聴いて、歌っている大我くんを見て、泣いてしまうことがたまにある。
それと似ている。
すごくすごく遠い存在だと思っていたのに、事実そうであるのに見上げると寄り添ってくれる。だから、びっくりする。自分が受け取るか受け取らないかの選択をする前にスっと心の傍に寄り添われる。すごく、優しい。
柔らかくて、あたたかくて、強くて、泣きたくなるほど切なくて、優しい。
天使のような、神様のような、ヒーローのような、とにかく、すごい力を持っている。
わたしはちゃんとひとりの人間としてこの世界に存在していたいし、自分の力で自分を示したいから大我くんに縋ったりはしたくないけど、それでもわたしが歩く道の上には必ず空があって、上手く言えないけど、そんな感じ。わたしにとって大我くんの存在ってそんな感じ。
わたしは頑張って自分の道を進むけどやっぱり弱いから立ち止まって空を見上げちゃうことがある。そんな時にしっかり大我くんがいる。大我くんは見えないことが道標と言ったけど、今のわたしは見えない道を進むのはまだ怖いから、わたしにとって大我くんが道標なのかもしれない。
「夢見ることができるなら、あなたはそれを実現できる」
この言葉を見た時に、大我くんだ、と思った。
大我くんはよく、わたしたちに夢を話してくれる。何気ない日常で浮かんだ小さな夢や、ずっと考えてきた大きな夢。いろんな、いろんな夢があった。子供みたいなあどけない夢、大我くんの人生が詰まった覚悟の夢。
その夢の多くを大我くんは自分の手で叶えてきた。わたしは、夢のままで終わらない夢があることを知った。だから、大我くんが夢を話す度に、叶ってほしい、そしてわたしにもそのための力が1ミリでもあるなら叶えたいと思った。
「自分の夢を叶えるために6人で旅をしている」「SixTONESで諦めていた夢がどんどん叶った」と大我くんは話してくれた。大我くんにとってSixTONESは、アイドルという職業は、夢を叶える場所なんだと思った。
そして大我くんはあの日、まっすぐ未来の方を見て、丁寧に、「夢見た未来を叶えていく」と歌った。大我くんがステージに立ち続ける理由だと思った。大我くんがアイドルであり続ける、アイドルを選び続ける理由。
何かに出会う度に、これに出会わなかったわたしは、今のわたしよりひとつ、低いレベルにいたままだったのかなぁと考える。いや、それはそれでまた別の何かに出会ってるのかもしれない。
人生の中でわたしたちは常に選択をして生きている。朝 目覚ましがなった時、起きるか、起きないか。友達に誘われた時、行くか、行かないか。手を挙げるか、挙げないか。やるか、やらないか。やめるか、続けるか。
全てが2択ではないと思う。
ある本にあった「あの時、もしこうしていたらっていう選択肢の数だけ、平行世界の現実がある。」という話になんだか納得した。選択肢の数だけ、世界が存在するのだ。
あの日、大我くんに出会わなかったわたしは今日をどう過ごしているんだろう。
15年前の今日、大我くんはマイクを受け取り、ステージに立つという選択をした。あの日、ステージに立たなかった大我くんは今どこで、何をしているんだろう。
奇跡だと思う。無数の世界の中で、こうして出会えたことを、綺麗事なんかじゃなく本気で、奇跡だと思う。
「きっと世界は空で繋がってる」と歌った大我くんを見て、やっぱりそうだと思った。同じ空の下で大我くんが生きている。嘘みたいな、夢みたいな本当がここにあるんだからまだきっと希望はたくさんあると思えた。
大我くんには、自分のやりたいことを「これがやりたい」と言える強さがある。自分の好きなものを好きな時に「好きだ」と言える強さがある。そういうところがすごく好きで眩しくてこんな生き方をしたいと思った。
大我くんはきらきらしていて、大我くんの歌は、誰も置いていかない。暗闇でうずくまっている少年が、思わず顔を上げてしまうような輝きと、それに手を差し伸べる優しさを持った、そんな光だ。
大我くんの歌を聴いた時、そんな暗闇の中で差し込む1本の光に縋るように、大我くんに、導かれたいと思った。
デビュー曲のMVを初めて見て目を潤ませた大我くんを見て、めちゃくちゃ綺麗だと思った。この人の瞳にもっとたくさんの景色を見てほしいと思った。
自分の気持ちをあまり出さない大我くんが、「俺はデビューしたくない。本音ですけど」と語った時、ものすごい不安に襲われた。「自分たちの知らない自分たちになっていくのが怖い」。
大我くんが大我くんも知らないまま本当の大我くんが望んだ未来とは違う未来に進んでしまうことが、何よりも怖かった。
大我くんは大事なものは絶対に守る人だ。
「デビュー後の世界は想像していたよりも素敵だった。」
滅多に泣かない大我くんが、デビュー曲のMVを初めて見た時 目を潤ませたこと、デビュー曲を初めてファンの前で歌った日、涙で歌えなくなったこと、Jr.最後のライブで泣いたあと照れ隠しのような笑顔を見せてくれたこと。全部全部、忘れたくない。
「我を忘れず大きく育ってほしい」という願いを込められてつけられた「大我」。
自己紹介文には、
【将来の夢】自作曲を世に広めてliveをする。自分にとって美しい未来にする。
【ファンの皆さんへ一言】己の心を大事に今を生き続けるので、一緒に頑張りましょう。
と書いてあった。
ああ、「大我」くんだ、と思った。
大我くんはとても芯がある人で、そしてその芯がとても強い人だと思う。
「芸術とは抵抗することだ(意訳)」
マイクを握りしめて叫ぶ大我くんの姿を見ると、その言葉を思い出す。
そんな大我くんにはいつも自分のために歌っていてほしいなと思った。
こんなにも汚くて生きづらい世の中なのに、大我くんはまるでそんなの知らないみたいにいつもステージで輝いている。ありえない。
大我くんのきらきらした瞳を見る度、やっぱり諦めたくないしこの世界はまだ綺麗なものがたくさんあるしそういう景色がたくさん待ってると信じてしまう。何度絶望してもそう思えるのは他でもない大我くんのおかげでもあって。
大事なものほど複雑で難しい。
鋭くて儚くて、わからなくて、たまに怖いと思ってしまう。
でも、守りたい と思う。
ANNで、「おれ全然2世だよ」とさらりと言われた時、頭の中で時が止まった音がした。めちゃくちゃ呆気にとられて、そのあとの数秒何も聞こえなくなった。
大我くんは、天使だ。その翼でどこへにだって行けるから、行ってほしいと思う。でも、生まれつき、その翼は片方だけ折れている。飛んだと思ったら、しばらくして降りてきてしまう。そんなに遠くに行けない。
大我くんには生まれた時から、他の人にはない肩書きがあった。そしてそれは、大我くんが、人前に立つ人生を選択をした瞬間から、比べられる宿命に変わった。どれだけ頑張ろうと、頑張れば頑張るほど、遠くに行けば行くほど、自分自身を見てもらえなくなる。でも、大我くんはここで生きていくことを選び続けた。それがどれほど大きな覚悟か、わたしなんかじゃ測り知れない。
大我くんはもう、翼の折れた天使なんかじゃない。大我くんが証明してくれた。大我くんは何者にもなれる。どこへだって行ける。なんだってできる。
わたしの大我くんへの気持ちは日々更新されている。大我くんが同じ世界で生き続けていてくれるから。
それでも変わらないことがある。
見たことのない景色を見せてくれる人。
悩んで迷って傷付いて絶望して葛藤して信じてここまで歩いてきた大我くんのこと、その道の先にある夢のこと、全部応援したいし見届けたい。
大我くんが見たい景色を見れますように。大我くんのやりたいことができますように。大我くんの大事にしたいものがみんなから大事にされますように。大事なものが、もう離れていきませんように。ずっと傍にいてくれますように。大我くんの大切なものはみんなが守ってくれますように。大我くんの信じたものが大我くんの力になりますように。消えてしまいたいと思った夜がこれから何度も報われますように。ささやかな喜びと深くて大きな愛がいつも大我くんを包んでくれていますように。大我くんが今日も空を見上げていますように。大我くんが何にも縛られることなく大我くんの思うままに自由に生きられますように。
“描いた夢”が全部叶いますように
大我くんは感情をあまり表に出さない代わりにたくさんたくさん考えてる人だ。
「頑張ってね」じゃなくて、いつも、「一緒に強く生きましょう!」「頑張ろうね」と言ってくれる大我くんは間違いなくわたしの光です。
「これからも本気です。
みんなと生きるのに本気です。」
わたしも本気だよ。大我くんと、SixTONESと生きるのに本気です。
こんな世界でも夢を見ることを諦めないあなたを追いかけて、わたしも夢を見たいと思ってしまう。頑張ってみたいと思ってしまう。たくさんたくさん救われている。
「何も持たなくていいよ」と軽やかに歌う大我くんに、わたしは何も持たなくていいよ と思った。
わたしは、これからもずっとわたしのために大我くんを好きでいるから、大我くんにも自分のために生きてほしいと思う。自分のために歌ってほしいと思う。自分のためにステージに立ってほしいと思う。
何度でも言うけど、大我くんの歌が、何よりも1番に大我くんのためのものであることを願っている。
「僕にとって音楽は“自由”であり“救い”。歌っている時間は翼が生えて飛ぶほど楽しい!」
「たくさん捻くれてきたし、たくさん逃げ出そうとしたけど、その度に音楽が僕を引き止めてくれた」
文字通り命懸けで守ってきた自分の音楽に、大我くんも守られてほしいと思う。辛い時は音楽が味方をしてほしい。大我くんにとっての光はきっと音楽だ。
大我くんが、ひとつの好きを取りこぼさないよう、大事に大事にするように、わたしも大我くんへの気持ちをずっと大事にしたい。
きらきらした瞳を瞬かせて、気持ち良さそうに歌う大我くんを見ながら、息をするように不意に、この世界の全てだと思った。
目を閉じて、祈るように歌う大我くんを見るたび、これがずっと続くように、と祈ってしまう。
届かなくていいけど、思わないでほしい。生きている意味なんて、考えなくていい。
“知らなくていいけど、思いを詰め込んだんだ。この世界にきみがいるということが、どれだけ素晴らしいかという思いを。”
きっと全てが、偶然なんかじゃない。
そう、信じることにした。
きみは、だれも到底かなわない綺麗で特別なひと。
わたしは今日も、光を浴びて、空を見上げる。そして息をするよ。