タイムカプセルなんてなくても

 

クリスマスイヴイヴですよ」

『そんないい加減なMCあります?!』

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

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2021.12.18

突如現れるリムジン。

そこから降りてくるのは他でもないAfter the Rainのふたりで。

なんでリムジンやねん(禁忌)

 

After the Rain ONLINE LIVE

-5th ANNIVERSARY-

 

「ああ  世界、恣意的愛ヲ謳ウ」

そらるさんと向き合って歌うまふまふさんの表情を見て、声を聴いて、もう全てをもらった気がして泣いた。

あまりに優しい顔をするので、あまりにも優しい声で歌うので、耐えきれなくて泣いた。

ありがとう...ありがとうAfter the Rain...ありがとう...5周年おめでとう...ありがとう...(大の字)

 

 

「キミにきめた!」

8月の東京ドームで向かい合ってお互いを指さしたふたり。くしゃりと笑った本当に楽しそうなまふまふさんを見て泣いた。

今回のライブも、向かい合ってお互いを指さしたふたり。

でも今回はいつもと違った。

まふまふさんはいつも通りそらるさんに指をさした後、指さしたその手をグッと握り、また、そらるさんをしっかりと指さした。たった2秒くらいの出来事だったけどその手は5年間を握っていた気がした。

 

 

 

 

 

 

 

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『絶望していたところに手を差し伸べてくれたのがそらるさんでした。』

 

手を差し伸べられた時。その手をとった時。

最初にそらるさんを選んだ日。

そこから5年間。いや、もっともっと長い時間。

その時間を経て、今日 まふまふさんはまた、そらるさんを選んだんだなぁ。

そう、思いました。

 

これからもお互いがお互いを選び続ける、そんなユニットであってほしいと思いました。

 

 

 

 

 

 

 

そらるさんがアイフェイクミーを歌う横でギターをかき鳴らすまふまふさんを見て、これこれーーーーー!!!!!これが見たかったんだよ!!!!!!!!となった。あの画を眺めてお酒が飲めると思いました。

 

 

 

そらる、やっぱりおもしれー女...

「免許持ってるからね」「よゆうだよ」と言いながらハンドルをぎゅっと強く握り、生まれたての小鹿のように己をセグウェイと共に震わせるあの姿は間違いなく「そらるさんじゅうさんさい」だった。

そんな姿を横で、「いいぞいいぞ!上手い上手い!」と見守るまふまふさん...そらるさんの「イケメンな一言」を期待100パーセントなきらきらした瞳&上目遣いで待つまふまふさん...見たことないほど無邪気...𝓼𝓸 𝓬𝓾𝓽𝓮....(so cute)

“そらるさんをめちゃくちゃ慕ってる後輩ちゃん”なまふまふさんが垣間見えて、いつまでも変わらないものを抱きしめた。

そらるさんのイケメンな一言、必殺「乗ってく?」を受けて、小さくて可愛らしいお口をめいっぱい開けて笑うまふまふさんを見た時に、この笑顔を見るために生まれてきたんだわたしは...と本気で思った。

自分で笑って歌えなくなるそらるさん VS 自分のパートは絶対にちゃんと歌うまふまふさん 

どっちも“らしく”て大好きだった。

曲が終わって、暗転した会場で「おもしろかった?」とまふまふさんに聞くそらるさんがどこまでもそらるさんで。そらるさん、いつまでもそんな感じで______(星に願いを)

 

そしてエターナルフォースブリザードを放つふたりの姿は紛れもなくプリキュアで、わたしが唱え続けてきた「After the Rainプリキュア説」が立証された瞬間だった。

After the Rainふたりはプリキュアだった。

 

 

 

MCでまりがどんなものかわからないそらるさんに一生懸命説明するまふまふさん。その説明を聞いてない様子のそらるさんに『~って、聞いてる?!』と怒るまふまふさん...

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『うにょろにょろパンって...いうパンがあったとするじゃないですか...待って!話聞いてる?!』

どんどん先を進むそらるさんを追いかけてその勢いのあまりそらるさんの肩にごっつんこした犬みたいなまふまふさんのことを思い出してにっこりした。

 

 

 

 

 

 

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クリスマスイヴイヴですよ」

『そんないい加減なMCあります?!』

 

2017年の今日も、そらるさんが喋っている後ろで一言も発さずセットに座ってみたりなんやかんやするまふまふさんがいた。

「おい、俺みたいなことするな」

『すみません。ちょっと自分の髪直してました。』

 

「結構寒がりなんですけど...暑い!!」

『さっき、ライブ前なのに体冷えちゃったよ~~(声真似)って言ってたじゃないですか』

そらるさんの真似っ子するまふまふさんも相変わらずいた。

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『MCのレベルはまだ1年目くらいなんだけど。MCずっと変わってないよ?!ずーっとこうだよ』

 

「変わらぬ良さ」、抱きしめて生きる。

 

 

 

「いつかたとえ君を忘れたい夏になってしまうとしても」

ふたりで顔を見合わせ、まふまふさんが小さく頷いて入るサビ。ここのカメラワークが良すぎて一生覚えていようと脳に刻み込んだ。

ぴょんぴょん飛び跳ねながら定点のスポットライトから大きくズレていくまふまふさん(気づいてない)(楽しそう)(かわいい)、それを見るそらるさん(優しい目だ...)(楽しそう)、気づいて慌ててスポットライトの下に戻るまふまふさん(かわいい)(楽しそう)

「パッと開いて~」でまたスポットライトからズレていて、あ~楽しいんだなぁと思って本当に嬉しかった。

そらるさんの「恋の憂いなんて連れ去っておくれ」の歌い方が恋の憂いなんてもういらないよ~!今が楽しいぜ~!ってすごく伝わってきて、よ~し!わたしが連れ去っちゃうよ~ん!と思いました。(誰?)

 

公演を通して、そらるさんは息を吸う音が割とはっきりとマイクに入っててよく聞こえる一方で、まふまふさんはあまり入らない(ようにしてる)なぁ~聞こえないな~と思っていたのですが、

万花繚乱のラスト「解き明かして」の前ははっきりとまふまふさんの息を吸う音が入っていて、それと同時にそらるさんの方を向いたその表情が本当に楽しそうで、眩しくて、また泣きそうになった。

 

 

 

After the Rainはソロ×ソロの化学反応

その言葉通り横浜アリーナ西武ドームという大きな舞台にそれぞれひとりで立ってきたふたり。

そこで“After the Rainの曲”として披露した中で最後に持ってきたのが彗星列車のベルが鳴るで、

そんな曲をこの5周年記念ライブでも最後に持ってきたふたり。

そらるさんが「本当に長い時間ありがとう!これからのAfter the Rainもよろしくお願いします!」と言ったその後に深くお辞儀をするまふまふさんを見たら我慢できなくて涙が出た。

After the Rainから未来を受け取った。

背中を預け合って、ふたりが手を伸ばした先にはどこまでも続く果てしない闇が広がっていた。世界にAfter the Rainしかいないみたいな。

そんな景色を見た時、この時間は永遠だと思った。

 

 

After the Rainとして歌っている時のまふまふさんの表情はすごく柔らかくて。そんなにいろんな表情をするんだなぁとなんだか不思議な気持ちになる。ひとりでは決してできない顔。隣に、その目線の先に相手がいるから、愛があるから生まれる表情。

息を吸う声がよく聞こえて、目を瞑ってひと言ひと言大切に、大事に大事に歌う姿を見て、まふまふさんが歌っている歌詞を隣で静かに口ずさむ姿を見て、たまに隣をさらりと見て満足したようにふっと笑う、この人じゃなきゃだめなんだなと思った。

 

 

「あの頃よりも  前を向けたよ」

真っ直ぐ前を向くふたりを見て、当たり前かもしれないけどふたりの前が同じだったこと。

 

雨宿りをした「あの日」が確かに存在したこと。

 

 

 

全20曲の

After the Rain 5周年記念ライブ。

どこを切り取っても綺麗で、神聖で、そんな景色をわたしはわたしの中で守っていこうと思った。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

形なんて、ただの。

 

“形というものはとらえ方次第なんだよ。例えば香りは目に見えないけど、確かに存在しているだろう?じゃあ思い出は?形なんてないけど、過去にあった事象だろう?形に意味なんてない。それが存在しているかどうか、ただそれだけなんだ。”

 

 

 

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そらるさんとまふまふは「だいたいねむい」という点以外は

あらゆる点が真逆に見えるかと思います。

まぁ実際、パズルのピースもぴったりハマるのは真逆のものなわけで、いろいろと反対だからこそ仲良くやれているみたいなとこあると思う。

 

After the Rainの「変わらぬ良さ」も、変わっていく良さ も全部抱きしめていきたいなぁと思う。

 

 

思い出せなくなっても、確かにそこに“あった”。

それだけで生きていけることがあると思う。

 

 

 

 

 

雨が降ったなら、

今日、全てを閉じ込めたあそこで、待ち合わせしよう。